日本古代 土器の基礎知識

さらに勉強するために

ここでは日本古代の土器について、さらに勉強したいという人のために、参考となる基礎文献を紹介したいと思います。

  • 金関恕・春成秀爾2005 『佐原真の仕事5 衣食住の考古学』 岩波書店
  • 【概説書】中村浩2006 『シリーズ「遺跡を学ぶ」 泉北丘陵に広がる須恵器窯―陶邑遺跡群』新泉社
  • 日野宏2019 『シリーズ「遺跡を学ぶ」 物部氏の拠点集落 布留遺跡』新泉社
  • 菱田哲郎1996 『歴史発掘10 須恵器の系譜』講談社
  • 【図録】大阪府立近つ飛鳥博物館2006 『年代のものさし:陶邑の須恵器 平成17年度冬季企画展』
  • 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館1999 『古墳のための年代学(クロノロジー)  近畿の古式土師器と初期埴輪 秋季特別展』

専門的に勉強する方には、以下の文献をおすすめいたします。

古式土師器に関して

  • 石野博信・関川尚功1976 『纏向』桜井市教育委員会
  • 末永雅雄・小林行雄・中村春壽1938 「大和に於ける土師器住居阯の新例」『考古学』第9巻第10号 東京考古学会
  • 田中 琢1965 「布留式以前」『考古学研究』第12巻第2号 考古学研究会
  • 寺沢 薫1986 「畿内古式土師器の編年と二・三の問題」『矢部遺跡』 奈良県立橿原考古学研究所
  • 米田敏幸1991 「土師器の編年 1近畿」『古墳時代の研究』6 雄山閣

須恵器について

  • 岡戸哲紀ほか1995『陶邑・大庭寺遺跡』Ⅳ 大阪府教育委員会・大阪府埋蔵文化財協会
  • 白石耕治2004「陶邑と須恵器生産」『畿内の巨大古墳とその時代』季刊考古学・別冊14 雄山閣
  • 田辺昭三1966『陶邑古窯跡群』Ⅰ 平安学園考古学クラブ
  • 田辺昭三1981『須恵器大成』 角川書店
  • 中村 浩1978「和泉陶邑出土遺物の時期編年」『陶邑』Ⅲ 大阪府教育委員会
  • 中村 浩1981『和泉陶邑窯の研究』 柏書房
  • 菱田哲郎2005「須恵器の生産者―五世紀から八世紀の社会と須恵器工人―」『列島の古代史』4 人と物の移動 岩波書店
  • 菱田哲郎2007『古代日本 国家形成の考古学』 京都大学学術出版会
  • 宮崎泰史ほか1995『陶邑Ⅷ 泉州における遺跡の調査』Ⅰ 大阪府教育委員会
  • 森 浩一1958「和泉河内窯の須恵器編年」『世界陶磁全集』第一巻、河出書房
  • 山田邦和1998『須恵器生産の研究』学生社
  • 山田邦和2011「須恵器の編年 ①西日本」『古墳時代の考古学』1 同成社
  • 横山浩一1959「土師器と須恵器」『世界考古学体系』第3巻 日本Ⅲ 平凡社
  • 和歌山県立紀伊風土記の丘2014『平成26年度秋季特別展 須恵器誕生―新しい土器は古墳時代をどう変えたか―』

土師器と須恵器を含めた論考

  • 宇野隆夫1999「古墳時代中・後期における食器・調理法の革新-律令制的食器様式の確立過程-」『日本考古学』第7号 日本考古学協会
  • 小田裕樹2013「食器構成からみた「律令的土器様式」の成立」『文化財学の新地平』 奈良文化財研究所
  • 辻 美紀1999「古墳時代中・後期の土師器に関する一考察」『国家形成期の考古学―大阪大学考古学研究室10周年記念論集―』 大阪大学考古学研究室
  • 都出比呂志 1989『日本農耕社会の成立過程』 岩波書店
  • 中久保辰夫2017『日本古代国家の形成過程と対外交流』 大阪大学出版会
  • 西 弘海1982「土器様式の成立とその背景」『考古学論考』小林行雄博士古稀記念論文集刊行委員会
  • 坂野和信2005「畿内と東国の古墳時代中期における韓半島系食器―丸底と平底食器の系譜―」『考古学雑誌』第89巻第3号 日本考古学会